「堤真一に着替えを手伝ってもらって…」瀬戸康史が本当に“ドキドキした”40秒間とは
ドラマや映画、舞台などで幅広く活躍を続けている俳優・瀬戸康史さん(37歳)。
現在、長澤まさみさんと夫婦役を演じるドールミステリー映画『ドールハウス』が公開中です。幼い娘を亡くした夫婦が、骨董市で見つけた人形に翻ろうされていく本作。
瀬戸さんに、人形にまつわる幼少期の思い出や、タイムリミットが関わる本編後半の“ドキドキ”に絡めて、昨年の、堤真一さんとの共演舞台での“ドキドキ”裏話について伺いました。

――長澤まさみさんとは、『スオミの話をしよう』『ドールハウス』と連続での映画共演になりましたね。
瀬戸康史さん(以下、瀬戸):『スオミ~』では正直、ほぼ絡んでいないんですけどね。
――確かに、最後のミュージカルシーンくらいでしょうか。
瀬戸:あそこも、もう僕は何の役かよく分からない状態になっていました(笑)。
――今回は夫婦役での共演になりました。瀬戸さんは最初からドールミステリーには興味を持てましたか?
瀬戸:オカルトは好きです。きっとみなさんにとっても、入り込みやすい要素なんじゃないでしょうか。
もともと日本人は、いろんなものに命が宿るといった考え方を持っていると思うので、そういった視点からもとても興味深いですし、たくさんの方に楽しんでいただける作品になるんじゃないかなと、最初から期待がありました。
――人形に命が宿るといった考えは日本的ですが、今回の人形は、いわゆる和人形とはまた違った魅力があります。いろんな表情に見えますし。
瀬戸:僕も思いました。「ザ・日本人形」というのとはまた違っていて、不思議な感じがするんですよね。最初に対面したときには、ちょっと怖いと思いましたけど、どんどん慣れてきて、何なら可愛く見えてくるんです。
スタッフさんも「今日はちょっと笑ってますよね」と言っていたりして、どんどん自分たちの生活に馴染んできている感じに違う怖さすらありました。
――観客としてもすっかり感情移入して、人形のアヤちゃんが邪険に扱われると可哀そうでした。
瀬戸:そうなんですよ。僕も心苦しかったです。
――子どもの頃、瀬戸さんは人形やぬいぐるみを持っていましたか?
瀬戸:持ってましたよ。僕、ドラえもんが好きなんです。それで、ドラえもんのいろんな国の仲間たちがいる“ザ・ドラえもんズ”のぬいぐるみを持っていました。
――“ザ・ドラえもんズ”、ありましたね!
瀬戸:二段ベッドの上に寝ていたんですけど、その枕元にドラえもんズを並べていました。


「たくさんの方に楽しんでもらえる作品」と最初から期待

子どもの頃に一緒に寝ていたのは、あの有名キャラクター
