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ボンネットから救出した子猫をお迎え。わずか3歳で旅立った茶トラ・りんくんの穏やかな日々と飼い主さんの想い

2匹の子猫を迎えて変わった「愛猫の死」の受け止め方

福くん(左)と幸(ゆき)ちゃん

福くん(左)と幸(ゆき)ちゃん

 そんな日々から抜け出すきっかけをくれたのは、ひょんなことから迎えた2匹の子猫たち。生後10日ほどの乳飲み子を育てるのは、初めての経験。必死に育猫をしていると、子猫たちは生前のりんくんと同じ行動を取るように。 「その姿を見て、りんは今もこの家にいて、この子達に色々教えてるのかなって思いました。悲しみは減りませんが、5人家族でこれからも一緒に過ごしていくんだと思えるようになりました」  実は、「愛猫の写真や動画を撮れるうちにたくさん撮る」という教えは、25歳の長寿猫を看取った飼い主さんの投稿から学んだことだったそう。 「おかげで、かわいい姿や声、音をたくさん残すことができましたし、りんを失った時、改めて写真や動画を撮っていてよかったと思いました。2度とかわいい姿や声を見たり聞いたりできなかったら、私は耐えられなかったと思います」 りんくん りんがうちの子になってからの記憶には、常にりんがいる。りんのいた景色、全てが大切な思い出――。そう話す飼い主さんの愛は、空にも届いているはずです。 <取材・文/愛玩動物飼養管理士・古川諭香> ⇒この著者は他にこのような記事を書いています【過去記事の一覧】
古川諭香
愛玩動物飼養管理士・キャットケアスペシャリスト。3匹の愛猫と生活中の猫バカライター。共著『バズにゃん』、Twitter:@yunc24291
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