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ボンネットから救出した子猫をお迎え。わずか3歳で旅立った茶トラ・りんくんの穏やかな日々と飼い主さんの想い

今日のにゃんこタイム~○○さん家の猫がかわいすぎる Vol.174】  いつの日か、愛猫を撮れなくなる日や愛しいデータが増えなくなる時が来るから、触れ合える今、たくさん写真や動画を撮ってほしい。
フォロワーさんたちから貰ったお花を飾った祭壇

フォロワーさんたちから貰ったお花を飾った祭壇

 そう呼びかけるのは愛猫りんくんを肥大型心筋症で突然亡くした、さいとーさん(@rin_and_gaku)。りんくんはわずか3歳で、お空に旅立っていきました。

来店客のボンネットに入り込んだ子猫を救出

保護当日

保護当日のりんくん

 2020年9月20日、自動車整備士の旦那さんは勤務先で来店客から、「ボンネットに入っている猫を出してくれ」と依頼され、救助活動。ボンネットを開けると、オイルで汚れた子猫がいました。  幸い子猫に怪我はなかったものの、来店客は「野良猫だから連れて帰らない。適当に捨ててくれ」と言い、退店。困った旦那さんは妻である飼い主さんに連絡をしました。  小さな命をなんとか繋ぎたい。そう思った飼い主さんは、「子猫を連れて帰ってきて」と返答。飼育に必要なものを急いで買い揃えました。  旦那さんが連れ帰ってきたのは、やせ細った生後3ヶ月ほどの子猫。耳ダニやノミがおり、猫風邪も患っていたようで鼻水が見られ、しゃがれ声でした。  段ボールから出すと、子猫は洗濯機の裏へ。しかし、飼い主さんが「ちゅーる」を差し出すと、瞳を輝かせながら出てきてくれました。 「その姿に夫婦で爆笑。あの時のお顔、本当にかわいかったです」

筋肉質なのに臆病で甘えん坊だった“うちの子”

保護3日目

保護3日目

 動物病院へ連れて行くと、猫風邪をこじらせて鼻炎になっていることが判明しましたが、他に病気は見られず、飼い主さんは一安心。  お迎え当初、旦那さんは里親を探すつもりでしたが、かわいさにノックアウトされたのか、1日で心変わり。子猫は「りん」という名前を貰い、飼い主さん宅で暮らすことになりました。  りんくんは筋肉質なのに、臆病な性格。玄関のチャイムが鳴ると走ってベッド下へ逃げ込み、立ち向かえるのは1cm以下の虫だけ。クラッキングも「はにゃにゃ……」と弱々しいものでした。 「本人はいたって真剣に、短くて太い2段階鍵しっぽを振りながらクラッキング。その姿がかわいく、おかしくて、いつも笑っていました」 りんくん 個性あふれるりんくんは甘えん坊さんでもあったよう。いつでも飼い主さんの視界に入りたがり、視線で静かなラブコールを送っては目を合わせようとしていました。 「大抵、見ながら寝てしまっていましたが…(笑)目が合うと爆音でゴロゴロと言い、嬉しそうに目を細めて何度も瞬きしてエアーふみふみ。全力で『大好き』を伝えてくれる姿が、愛おしかったです」
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旦那さんにはなぜかツンデレ
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