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ダウンタウンのネット配信、数十億円で制作報道。ファン期待の半面、“スベる”NGコンテンツとは?

ダウンタウンの配信サービス『ダウンタウンチャンネル(仮)』を、今夏にスタートさせることがスポーツ紙を中心に報道された。

ファンド設立し海外展開か?

この『ダウンタウンチャンネル(仮)』に関しては、「日刊スポーツ」(4月25日)が、コンテンツ制作資金の調達などを目的としたファンドを設立したと報道。事務所とも関わりが深いだけに、確定に近い情報だと見ていいだろう。 このファンドは昨年12月に設立されたもので、出資は数十億円規模を想定して海外に販売するビジネス展開も視野に入れているとされる。 ファンクラブ的に動画配信するサービスかと思われていたが、思っている以上に巨額の資金を投入するようだ。コンテンツが豪華になりそうで、ワクワクしているファンも多いだろう。 そこで、まだ気が早いがこれまでの2人の仕事を基に、元テレビ局スタッフの筆者が『ダウンタウンチャンネル(仮)』でどんなコンテンツが配信されるのか、推測したいと思う。

会員獲得にもってこい!新作の漫才・コント

まず、同チャンネルは、松本が「『ダウンタウン』を見るならここという独自の基地局」にするとインタビューで明かしている。そうなると候補に上がるのが漫才だ。 漫才こそもっとも濃密に2人の魅力を体感でき、チャンネルにもってこいのコンテンツとなる。過去の名作をリブートするだけでも金が取れるコンテンツになるだろう。 ちなみに、ダウンタウンは、2022年4月に開催した『伝説の一日』で31年ぶりに漫才を披露した。一説には10万枚以上のオンラインチケットが売れたとされるから、会員獲得にもってこいだ。
『ダウンタウンのごっつええ感じ完全大図鑑』(扶桑社)

『ダウンタウンのごっつええ感じ完全大図鑑』(扶桑社)

そして、漫才同様にファンが熱望するのがコントだ。ダウンタウンのコントといえば、『ダウンタウンのごっつええ感じ』(フジテレビ系)がもっとも有名。松本が持つ毒や哀愁をもっとも表現できるのがコントで、外せないコンテンツになるだろう。 現在のダウンタウンが輝くコントなら、これまたお金を払っても見たいファンが多いはず! また、松本は『松本人志のコントMHK』(NHK総合)や『キングオブコントの会』(TBS系)で新作コントを披露している。 特に『松本人志のコントMHK』では、大物俳優やタレントを起用しシュールで唯一無二のコントを見せた。今回、どれだけ出演者に経費をかけるかわからないが、これまで見たこと無いコントをチャンネルで生み出してくれることに期待したい。
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『一人ごっつ』『IPPON』を生んだ松本の大喜利に期待
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