“考察盛り上がる金ドラ”で注目のミャンマー出身34歳俳優。異色すぎる経歴と「独特の色気」でインパクト
現在放送中のドラマ『クジャクのダンス、誰が見た?』(TBS系)。現在6話まで放送しており、ストーリーは中盤に差し掛かっているものの、本作の軸である“主人公の山下心麦(広瀬すず)の父親・山下春生(リリー・フランキー)を殺害した犯人”はまだまだ捉え切れていない。それどころか、心麦が幼少期から行きつけだったラーメン店の店主・染田進(酒井敏也)も死亡するなど、追い打ちをかけるように新たな謎が生まれている。
“考察勢”を刺激する展開にSNS上では様々な意見が飛び交い、盛り上がりを見せている『クジャクのダンス、誰が見た?』。これらの謎が今後一つ一つ解き明かされることへの期待感が継続視聴のモチベーションになっているが、それだけではない。心麦をサポートする弁護士・松風義輝(松山ケンイチ)の幼馴染兼同僚で、物語に明るさを添える波佐見幸信(森崎ウィン)をずっと見ていたいことも本作を視聴し続けている要因である。
波佐見という陽キャを好演している森崎を見ていると、昨年放送されたドラマ『燕は戻ってこない』(NHK総合)をついつい思い出す。同作で森崎は女性用風俗のセラピスト・ダイキを演じた。『クジャク~』の波佐見は弁護士で、職業自体は全く接点がないと言えそうではあるが、ダイキも波佐見のような人懐っこい可愛いやつ。その一方で、主人公・大石理紀(石橋静河)と身体を重ねるシーンは独特の色気を放ち、メインキャラではないものの大きなインパクトを残した。
そもそも、森崎はミャンマー出身という経歴を持つ。加えて、2018年に公開されたスティーヴン・スピルバーグが監督を務めた映画『レディ・プレイヤー1』に出演して、早々にハリウッドデビューを飾っている。また、2023年にはNHK大河ドラマ『どうする家康』にも出演するなど、この年齢の役者としての経歴はかなり異色。
『クジャクのダンス、誰が見た?』3話後半、「ご、ご、ご、午後はだるい」と誰もが共感するリリックを口ずさみながら弁護士事務所に入る波佐見。その後、心麦を元気づけるためにカレーを作っている松風を手伝うが、その際にも「じゃ、じゃ、じゃ、じゃがいも硬い」と先ほどの“共感ソング”のメロディーでじゃがいもやたまねぎを鍋で炒めた。

画像:TBSテレビ『クジャクのダンス、誰が見た?』公式サイトより
ハリウッド作品や大河にも出演。森崎ウィンの異色すぎる経歴
『クジャク~』では仲間も視聴者も癒やす“陽キャ”
また、5話後半で波佐見はメッセージアプリで松風に連絡をするが、要件をただただ伝えるだけではなく、自身の写真を使った自作スタンプを連発して送る。「ぺこり」「チラッ」という定番のスタンプが並ぶ中、「いまオーストラリア!」という使いどころがわからないスタンプを目にした松風は「いつ使うんだよ」とツッコむ。 春生殺害の疑いで逮捕された遠藤友哉(成田凌)の面会を終え、自身の辛い過去を思い出して憔悴しきっていた松風の心を癒した。