来日した韓流スター、ビール2杯飲んでそのまま寝落ち…起きた瞬間に「心拍数があがった理由」
韓国国内で256万人を動員するスマッシュヒットを記録した映画『脱走』が、日本でも公開がスタートして注目を集めている。2025年を代表する韓国のトップスターであるイ・ジェフン、ク・ギョファンといった俳優たちが揃い、壮絶かつエモーショナルな対決劇を繰り広げる。
脱北がテーマとなる映画で、軍事境界線を警備している北朝鮮の部隊にスポットが当てられる。兵役間近の北朝鮮の軍曹ギュナム(イ・ジェフン)が、自由を求め韓国への脱走を計画していたが、もう1人の仲間と共に運悪く警備兵に見つかり逮捕される。だがギュナムの幼馴染で、上官のヒョンサン(ク・ギョファン)の采配により、仲間を捕えた英雄に仕立てられてしまい、一人だけ解放される。自由もない、夢もない、他人の決めた運命から一歩も抜け出せない人生に嫌気がさしたギュナムは、敵役のヒョンサンの目を盗み、再び軍事境界線を目指して決死の脱走を試みる!
ドラマ『D.P.―脱走兵追跡官―』シリーズや、Netflixオリジナルドラマ『寄生獣 -ザ・グレイ-』といった人気ドラマへの出演のほか、映画『モガディシュ 脱出までの14日間』、映画『新感染半島 ファイナル・ステージ』などの銀幕でも才能を発揮する俳優・ク・ギョファンが、先日映画のプロモーションで来日を果たした。映画監督としても活躍し、韓国でも多彩なオーラを放つク・ギョファンに向けて、演じた個性強めのキャラクターのほか、普段のリフレッシュ方法などを聞いてみた。
――インタビュー前夜に、ジャパンプレミアイベントに参加されていましたね。今一度心境を振り返っていただけませんか? 緊張されましたか??
ク・ギョファンさん(以下、ク・ギョファン):私は好きな人と会うと、すごく緊張してしまうんです(笑)。昨日のイベントは、好きな人と初デートした時のような気持ちになりました。気分の良い緊張を体感できましたよ。私は面白い人です(笑)。どんどん質問してくださいね!
――面白い方は大好きです! 演じられたキャラクターは、かなり強い個性を放っています。演じた上での印象、韓国での観客の反応を教えていただけないでしょうか?
ク・ギョファン:私が演じたリ・ヒョンサンは、北朝鮮の将校の地位についています。イ・ジェフンさんが演じた主人公・ギュナムが、軍から脱走したと聞いて追い詰めていくキャラクターです。
役を演じる上で感じたのは、追跡者という立場にもかかわらず、実はヒョンサンも“脱走”を試みているんです。というのも彼は、内面からの“脱走”を図っていたんですよ。最終的には、自分の内面からの“脱走”に成功しているので、ハッピーエンドを遂げているんです。そういう人物だと思いながら、個性の強いキャラクターを演じました。
また映画というのは、世界共通の映像言語だなと感じています。韓国でも、非常に強い個性を放っているキャラクターというレビューが多かったですよ。