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「ママを助けられなかった」glee出演米女優の息子が明かした最期の瞬間…元夫が5年ぶりに語った真実

 日本でも放送された米大ヒット青春ドラマ『glee/グリー』に出演し、人気を博したナヤ・リヴェラ。2020年7月、当時4歳だった息子ジョージー君と一緒に訪れた米カリフォルニア州の湖で行方不明になり、その後死亡が確認された。  あれから5年、ナヤの元夫ライアン・ドーシーが雑誌のインタビューに答え、ジョージー君が「ロープを投げることができずママを助けられなかった」と罪悪感を抱いていること、そして彼女が溺れる前に発した最期の言葉を明かした。

ママは自分の名前を呼んで、そのあと湖に沈んだ

 元妻のナヤを失った悲しみがなかなか癒えず、5年前の出来事について公に語ることはあまりしてこなかったというライアン。そんな彼が2月、米ピープル誌のインタビューに答え、9歳になったジョージー君との暮らし、そしてあの事故が起きた日について語った。 「息子が何度も何度も言っていることがある。ママを助けようと、救命いかだを探した。それでロープを見つけたけど、その上に大きなクモがいて、怖くて投げられなかったんだと」 「自分はそのたびに息子にこう言い聞かせている。『そのロープはそんなに長くなかったんだよ』ってね」  当時まだ4歳だったジョージー君だが、そのときの状況を憶えているそうだ。その日は風が強く、水に入るのを怖がっていたところナヤが安心させてくれたが、水に入ってしばらくするとボートに戻るようにナヤから言われたという。  ジョージー君によると、彼自身はタンクをつかむなどして、なんとかボートに上がれたが、その直後にナヤが水面下に沈んでゆくのを目の当たりにしてしまったという。 「ママが最後に言ったのは自分(ジョージー君)の名前だったと。その後沈んでゆき、見えなくなったと言っていた」 「息子が母親の最後の瞬間を目撃しなければならなかったなんて、信じられないよ」

「防げる事故だった」

 2020年7月、ジョージー君を連れて、米西部カリフォルニア州のピルー湖を訪れたナヤ。そこでボートを借りて、湖に泳ぎに出たという。ところが、途中でボートが流されていることにナヤが気づき、ジョージー君をボートに戻したが、自身は力尽きて溺れてしまったとみられている。    ジョージー君は漂流したボートの上でひとり眠っているところを発見された。しかしナヤは、5日間の捜索の後、湖の奥地で遺体で発見された。  ナヤがピルー湖で借りたボートは、浮き具や救命装置を整備しておらず、国の沿岸警備上の安全基準に達していなかったことが指摘された。ライアンをはじめ遺族は「防げる事故だった」として、湖があるカリフォルニア州ベンチュラ郡と同郡の公園リクリエーション管理局らを相手どり訴訟を起こしたが、2022年に和解した。
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4年で離婚も…やり直して、2人目の子も望んでいた
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