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一体なにが?! 志尊淳(28歳)に服従する及川光博(54歳)にゾクゾク…“屈辱的なセリフ”もたまらない|ドラマ『フェルマーの料理』

 10月からスタートしたドラマ『フェルマーの料理』(TBS系、金曜よる10時~)。本作は人気サッカー漫画『アオアシ』(小学館)の作者でもある小林有吾が手がける同名漫画が原作。美しい登場人物たちのビジュアルと、彼らの“絡み”が毎週楽しい。

これまでの料理ドラマにない“数学”という切り口

ドラマ『フェルマーの料理』

画像:TBS『フェルマーの料理』公式サイトより

 数学者になるという夢に挫折した高校生の北田岳(高橋文哉)が、二つ星のレストラン「K」で若くしてオーナーシェフを務める朝倉海(志尊淳)と出会ったことをキッカケに料理人としての道を歩み始める、というのが大筋のストーリー。岳は得意な数学的な考え方を料理に応用することで、論理的に料理の正解を導いていく。これまでの料理を題材にしたドラマにはない切り口が本作の面白さとなっている。  現在3話まで放送されているこのドラマ。1話では岳が数学者という夢を諦めて料理人を志すところまでが描かれており、2話では「K」のスタッフ全員から合格点をもらって「K」の見習い料理人から正式な料理人になるために奮闘する様子が映し出されていた。そして3話では、レストランにとって大切なお客様のお迎えする岳。  “未熟な若者の成長”という王道なストーリーとなっているが、特に登場人物同士のやりとりに注目したくなる。(※以下、3話までのネタバレを含みます。)

冷酷非情なミッチーと、動揺するミッチー

 1話では、岳が通う高校・名門ヴェルス学園の理事長・西門景勝(及川光博)と海の絡みに引き込まれた。西門は岳の数学に関する才能を評価して特待生として援助していたものの、岳が数学オリンピックで結果を残せず、さらには数学者になる夢を諦めたことを聞かされて激怒。一方的に退学処分を下すだけではなく、今まで工面していた費用の全額返済を要求する
 海はその一部始終を目撃していた。そして岳の料理の才能を感じ取っていた彼は、自身のレストラン「K」で行われる西門主催のパーティーの料理を、岳に作らせることを画策。そして、岳が作ったナポリタンにパーティーの参加者をはじめ西門も大満足している様子を見た海は「このナポリタンを作った者を呼んでも?」と確認して岳を呼び出す。西門は岳が現れたことに驚きを見せるも、参加者に動揺する姿を見せたくないため平静を装う。

若者の策にまんまと嵌められた理事長

 海は「彼こそまさにヴェルス学園の生徒の鏡です。そんな彼をぜひともこの場でみなさまの前にサプライズでご紹介したいと、そちらの西門理事長が」「理事長、サプライズ大成功ですね」と出まかせを口にすると、西門は鬼の形相を浮かべる。参加者の前でこのようなことを言われた以上、岳を退学にすることはできなくなり、海の策にまんまと嵌(は)められた西門。
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悲劇は終わらない。サディスティックな志尊淳
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