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「ドトールのアイスココア」が美味しすぎるとネットで話題→飲んでみるとやっぱり….長年愛される魅力を考察

 ドトールの廃れない魅力とは?
2025年の4月に創業45周年を迎えたドトールコーヒーショップ

2025年の4月に創業45周年を迎えたドトールコーヒーショップ。X上でアイスココアがおいしいと話題になっていますが、安く味わう方法知っていますか?

 食文化研究家のスギアカツキです。『食は人生を幸せにする』をモットーに、食トレンド、スーパーマーケットやスタバ、ダイエットフード、食育などの情報を“食の専門家”として日々発信しています。  最近Xなどで、「ドトールの“アイスココア”が濃厚でおいしい」と話題になっています。  コーヒーではなくココア? と驚く人もいることでしょう。しかしながら実はドトールのココアは、以前から固定ファンがつくほどの隠れた(?)人気メニュー。この盛り上がりを知れば、知らなかった人やコーヒー派の人も気になってくるかもしれません。  また現在ドトールでは、生誕45周年キャンペーンとして、特別なコーヒーや復刻メニューを発売中。そこにも気になるメニューがあるではないですか!  そこで今回は、一部で絶賛されるアイスココアの魅力を紐解きながら、安く味わえる方法までご案内。さらには、45年たっても廃れることなく多くの人々に愛され続けるドトールならではの魅力について考えてみたいと思います。

ドトールのココアは、やっぱりプロの味だった!

アイスココア

アイスココア S430円、M480円、L530円

 ドトールで販売されているアイスココアの特長は、濃厚でありながら口当たりがまろやかであること。子どもが飲んでもおいしいと感じるように、苦すぎることなく程よい甘さと香りを重視して作られています。  この絶妙なバランスを作り出しているのは、水あめや洋酒(アルコール分は製造過程で飛んでいるため子どもも安心して飲むことができる)、甘さを引き立てる食塩など。  つまりココアパウダーと砂糖をミルクで割るという単純なものではなく、華やかな風味になるよう特別に調合されているため、自宅で作るココアとは別世界の味わいに仕上がっているのです。
ココアに乗っているホイップクリーム

ココアに乗っているホイップクリームが軽やかでなめらか。自分ではなかなか作れないバランスに仕上がっている

 さらに、ココアの上にぽってり乗っているホイップクリームは、普段使うような生クリームよりもなめらかで、固めホイップとは異なります。  つまりこだわりの甘さや香りに加えて、クリームのくちどけの良さが組み合わさり、“喫茶店ならではのプロの味”に仕上がっているのです。

ココアはテイクアウト用に販売されている

ドトールのココア。店舗でパック売り

ドトールのココアは、店舗やオンラインショップで購入できる

 そして朗報です。実はこのココア、自宅で楽しめるように「ロイヤルココア」という商品名で店内やオンラインショップで販売されているのです。  価格は1リットルサイズで690円。これはMサイズの容量なら1杯138円(クリームを除く)で楽しむことができるということ。  製造しているのは、守山乳業。濃厚なココアを生み出す技術やおいしさを長持ちさせる滅菌方法などに定評がある乳製品メーカーです。クリーム部分までしっかり再現するなら脂肪分の高すぎない生クリームをやわらかめに泡立てれば、お店の味をある程度再現することができます。  ドトールのココアが大好きで、自宅でも頻繁に楽しみたいという方には、ロイヤルココアを購入することを強くオススメします。  ドトールの魅力は今回のココアだけではありません。ドトールの歴史を振り返ると、長く愛されているロングセラー商品がたくさんあることに気がつきます。  また店内の雰囲気はスタバのような雰囲気でもなく、マクドナルドのようにわかりやすい宣伝をしているわけではありません。にもかかわらず、なぜドトールには根強いファンが多いのでしょうか。
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居心地の良さの正体とは?
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